活性酸素って耳にしたことのある方も多いと思います。活性酸素は呼吸をする、運動をする等、私たちが行う
代謝によって生まれます。病原菌などが体内に進入すると活性酸素をふきかけて除去する働きをします。
特に肝臓では有害物質を解毒する作用があり活性酸素があるからこそ体内に有害なものが進入しても食い
止める力があるのです。活性酸素には、スーパーオキシドや過酸化水素、ヒドロキシラシカルなどの種類があ
りますが、いずれも原子構造が不安定なので、体内の細胞から勝手に電子を奪い取って、安定させようとする
性質があるそうです。この現象を酸化と言いますが、このように活性酸素によって電子を奪われた細胞は、正常
に機能できなくなってしまい、結果として機能低下や老化、病気などを引き起こしてしまいます。ガンや糖尿病
動脈硬化、老人性痴呆などの疾患や、シミ、しわといった美容上の問題まで、さまざまなトラブルの原因となって
しまうのです。活性酸素は、私たちの体の細胞を酸化させ、正常な機能や若々しさを奪ってしまう、サビのような
ものなのです。
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